迷子の旅  in  NARUTO(18)






「何でそんなに反対なんですか?」

「反対というか...なあ?」

「ごほっ...まさかあなたがここを出て行くと言い出すとは、まったく考えていなかったんですね」

「え?普通、ここで頼りっぱなしで生活していくわけにはいかないでしょう?」

「まあ、確かに普通は、そうなんだけどさぁ」

にその普通が当てはまるのか、そこにいた人たち全員が疑問に思うことなのだが。

「?、何かまずいことでもあるんですか?」

「まずいというか...これだけ忍びとは違う技術を持っていると知れたら、様は確実に狙われることになるのですよ」

「そうよ。あんた、狙われたらどうすんのさ!?」

「どうするって、撃退しますけど」

あっさりと言われた言葉は、さすがに聞き逃せない内容だった。

「撃退するって...」

「あんた、戦えるの?」

「当たり前じゃないですか」

「「「「「「「「..................ええっ!!!」」」」」」」」

「......何ですか。その長い間は」

「いや、だってなあ...」

がちょっと普通と違うのはわかるけど...なあ?」

「「ああ(うん)」」

「ごほっ...確かに拷問室でも、平然としてはいましたけど...」

「さすがにその細い腕ではのぅ...」

「戦えるようには見えないし」

「それに、忍びが相手なのですよ」

口々に言われ、さすがにも大きくため息をつく。

「あなた方は、私が今まで1度も狙われたことがないとでも思ってるんですか?」

「いや、そうは思わないけど」

の場合、実際に武器とかで戦うよりも」

「頭脳戦で、罠とかで撃退してそうなイメージが...」

眼をそらしながら言う子供たちに、大人たちが確かにと深く頷く。

「...はっきり言って、頭脳戦よりも、肉弾戦のほうがはるかに経験豊富ですよ」

「「「えぇー...」」」

「そんな疑わしそうに言われても、事実なんですけど」

ため息と共に言われた言葉に、さらに疑わしそうな眼が向けられる。

それに、どうしたものかと考え込んだがしばらくして言った言葉に、その場にいた全員が眼をむくことになる。







じゃあ、実際に戦ってみましょうか?















ありがとうございました!

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