「もしも...に会ってなかったら、あたしマリアと結婚してなかったと思うの」
「え!?ウィニア、いきなりどうしたんですか?」
「うん、僕もジェイクと結婚してなかったと思うな」
「「...確かに」」
「皆さんもですか!?」
「だってよ、俺らがこんなに親しくなったのって、が来てからだぜ」
「そうね...一応ルームメイトだったから、それなりに親しい方ではあったけど」
「そうなんですか?」
「そうなのよ。あたしもマリアとヨハンのことを目の保養として見てたけど、周りから嫉妬されるのがイヤだから、特に親しくなろうって思わなかったもの」
「そうだね。そのころは僕も、まさかジェイクを恋愛対象として見るとは思いもよらなかったよ」
「そりゃあ、俺もだって!つーか、異性って感じてなかったんだけどよー」
「あ、それはあたしもそうだったわ。はっきり言ってあたしに嫉妬剥き出しだったり、遠巻きに見られてるとそういう対象とは思えなかったもの」
「そのかわり同性にはもてたけどね」
「それは私が来てからもそうじゃありませんでしたか?2人とも同性にたびたび告白されてた様な記憶があるんですけど...」
「アレでもが来てから減ったのよ」
「そうそう、実際に話しをしたときに『理想と違うー!!』って泣かれることもなくなったしね」
「あはははは!!そう言えばあった、あった!!」
「そういうの特に新入生が多かったわよねーvマリアの場合、性別が見た目と逆だってことに男の子達がショックのあまり固まってたし!」
「がいなくなった翌年からの新入生もそんな感じだったよね。まあ、2年以上の子達はがいたときと変わらなかったけど」
「その頃よね、あたしがマリアと付き合いだしたの」
「僕もジェイクと付き合いだしたのはその頃からかな?」
「そう言えば、そうだったな」
「そうそうvそれで、そのときのあたしたちの目標が「「「に名付け親になってもらう!」」」だったもんね!」
「え!?そんなに前からだったんですか!?」
「そうよvいい名前をありがとうv」
「俺達の娘が『朱たる野』で朱野」
「あたし達の息子が『朱にさす光』で光朱」
「2人とも夜明けの名前なんだよね?」
「ええ」
「いい名前よねぇv時期的にもピッタリじゃない?」
「ああ、『例のあの人』がいなくなったからな」
「『例のあの人』と言えば、がぐったりとしてるジェームズとリリーを連れてきた時は驚いたわ!」
「そうね...つれてきてすぐに『タマヨビ?』とかいうのをして倒れたんだもの」
「しかもそのあとに『例のあの人』がいなくなったっていうウワサが出てくるし、が気付いた後にハリーを置いて来ちゃったって叫ぶし...」
「すぐにダンブルドア先生に連絡を取ったから良かったけど...」
「普通1歳の子供を置いてくるか?」
「それは...その...2人を生き返らせようと必死でしたし...」
「それはしょうがないと思うけど...」
「まあ、今更言ってもしょうがないよ。ハリーも2人も無事だったんだから」
「まあな...2人が生きてるって公表出来ないけどな」
「それはしょうがないわよ。眠ったままの2人が死喰い人に狙われたら困るもの」
「でもも大変よね?2人が目を覚ますまで10年以上も近くにいなきゃいけないんだっけ?」
「ええ、12年間ですね」
「じゃあハリーが13歳のときで、アケノが12歳か」
「そうですね」
「そう言えばって日本の魔法学校出身なのよね?コウシュも日本の学校に入れて見ようかしら...」
「え?...それは残念ですね」
「残念って、どうして?」
「来年から私もホグワーツの教員になることになったので」
「「「「...えぇ!?」」」」
「もっとも教えるの3年生以上の選択教科に加わる『基礎錬金術』ですけど」
「すごーい!!おめでとう、!!」
「すげぇじゃねーか!!」
「おめでとう。ならきっと良い先生になるよ」
「そうね、おめでとう!セブルスに続いても教師かぁ...じゃあやっぱり通わせるのはホグワーツよね!」
「ありがとうございます」
能力捕捉
魂呼び《たまよび》
死んだ人間の魂を無理やり呼び戻す。
能力を使った相手は死んでいた時間1分につき1年眠り続ける。
死んだ際のキズ及び病気を治すことは出来ないため、瀕死の重傷者や病気で死んだ人に使っても生き続ける事は出来ない。
なお、能力者は対象者が目覚めるまで半径10kmの範囲内にいなければならない。
(上記の能力は、『贋物の本物《パーフェクト イミテイション》』 による能力のコピーです)
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008 ところで